何事(読み)ナニゴト

デジタル大辞泉の解説

どのような事柄。どんなこと。「何事によらず命令に従う」「突然の銃声は何事か」
(多く「も」を伴って)あらゆること。万事。「何事も辞さない」「何事も運を天にまかせる」
(相手をとがめる気持ちで)どうしたこと。なんということ。「こんなことで弱音を吐くとは何事だ」
不定の事柄をさしていう語。なになに。
「―の式といふ事は、後嵯峨の御代までは言はざりけるを」〈徒然・一六九〉

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大辞林 第三版の解説

どのような事柄。どんなこと。 -が起こったのか 精神一到-か成らざらん
すべてのこと。万事。 -も辛抱が大事だ -によらず相談する
どうしたこと。何ということ。とがめだてするときなどに用いる。 その醜態は-だ
不定の事柄をさす。なになに。 -の式といふ事は/徒然 169

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① どのような事柄。どんなこと。
※万葉(8C後)一〇・二〇三六「吾が待ちし秋は来たりぬ妹と吾れと何事(なにごと)あれそ紐解かざらむ」
② (「も」を伴って) あらゆる事柄。万事。すべてのこと。
※伊勢物語(10C前)一一六「なにごともみなよくなりにけり」
③ 何としたことかと、とがめる意で用いる語。どうしたこと。いかなること。
※落窪(10C後)一「こはなに事ぞ」
④ 不定の事柄をさしていう語。何々。
※徒然草(1331頃)一六九「何事の式といふ事は、後嵯峨の御代までは言はざりけるを」

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