勅諡(読み)チョクシ

デジタル大辞泉 「勅諡」の意味・読み・例文・類語

ちょく‐し【勅×諡】

勅命によっておくりなを与えること。また、その諡。

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精選版 日本国語大辞典 「勅諡」の意味・読み・例文・類語

ちょく‐し【勅諡】

  1. 〘 名詞 〙 勅命によって、大師号国師号などの諡(おくりな)を賜わること。また、その諡。
    1. [初出の実例]「天子追慕師道風、勅謚興宗明教禅師」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)九・興宗明教禅師行状)

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世界大百科事典(旧版)内の勅諡の言及

【国師】より

…インド,西域においてこの称号が行われていたことは《出三蔵記集》などに見えるが,中国では北斉の法常がうけたのを最初とし,朝鮮や日本でも行われた。生存中に与えられるのを特賜(です),死後におくられるのを勅諡(ちよくし)という。日本では,1311年(応長1)円爾弁円が〈聖一国師〉,20年(元応2)約翁徳倹が〈仏灯大光国師〉の号をうけたのがそれぞれ勅諡・特賜の先例である。…

※「勅諡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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