国師号(読み)コクシゴウ

デジタル大辞泉 「国師号」の意味・読み・例文・類語

こくし‐ごう〔‐ガウ〕【国師号】

国師称号

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精選版 日本国語大辞典 「国師号」の意味・読み・例文・類語

こくし‐ごう‥ガウ【国師号】

  1. 〘 名詞 〙 朝廷から禅宗律宗浄土宗高僧に贈られた称号。仏教の師として尊敬すべき有徳の僧に贈られ、生前に賜わる特賜(です)死後の勅謚(ちょくし)とがある。国師。
    1. [初出の実例]「昨日被国師号。金襴袈裟」(出典:相国寺供養記(1392))

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世界大百科事典(旧版)内の国師号の言及

【諡】より

…1333年(元弘3)6月,贈太政大臣で,すでに出家していた藤原師賢は,文貞公という諡を賜ったが,これはまったく異例に属している。 僧侶の場合の諡には,法名風諡,大師号,国師号などがあった。法名風のものとしては,867年(貞観9)に壱演に慈済と謚したのに始まるが,その数は歴史を通じて数名に過ぎなかった。…

※「国師号」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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