勧学篇(読み)かんがくへん(その他表記)Quan-xue-pian

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「勧学篇」の意味・わかりやすい解説

勧学篇
かんがくへん
Quan-xue-pian

中国思想書。清末の政治家張之洞著。光緒 24 (1898) 年刊洋学研究をすすめ,同時に民権論を排し,保守革新との中間に立つ改良論を説く。

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世界大百科事典(旧版)内の勧学篇の言及

【清】より

…1896年,日中交流の長い歴史の中ではじめて,13名の中国人留学生が日本に到着して,当時高等師範学校校長であった嘉納治五郎にあずけられた。98年には,中国人の日本留学を奨励する張之洞の《勧学篇》が著された。日本留学は,経費の安さやいわゆる〈同文同種〉の利も誘因となって,1872年(同治11)に開始されていたアメリカ留学の先細りとは対照的に空前のブームとなった。…

※「勧学篇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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