保守(読み)ホシュ

デジタル大辞泉の解説

ほ‐しゅ【保守】

[名](スル)
正常な状態を保つこと。「休業時も機械を保守する」「線路の保守点検」
旧来の風習・伝統・考え方などを重んじて守っていこうとすること。また、その立場。「保守派」⇔革新

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大辞林 第三版の解説

ほしゅ【保守】

( 名 ) スル
古くからの習慣・制度・考え方などを尊重し、急激な改革に反対すること。 ⇔ 革新
正常な状態を保ち守ること。 「 -点検」 「人の品行を-し/西国立志編 正直

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精選版 日本国語大辞典の解説

ほう‐しゅ【保守】

〘名〙 (「ほう」は「保」の漢音、「ほ」は慣用音) =ほしゅ(保守)〔日誌必用御布令字引(1868)〕

ほ‐しゅ【保守】

〘名〙
① (━する) 正常な状態などを保ち、それが損じないようにすること。ほうしゅ。〔慶応再版英和対訳辞書(1867)〕
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一〇「人の品行を保守し、人倫相ひ交るの平安を保護する」 〔戦国策‐斉策・襄王〕
旧来の習慣、制度、組織、方法などを重んじ、それを保存しようとすること。また、その立場。ほうしゅ。⇔革新
※湛山回想(1951)〈石橋湛山〉占領下の政界に「あくまで、かような保守連立に進む決心をいだいたら」

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世界大百科事典内の保守の言及

【政治意識】より

…一部に,政治について知識が高く批判的な人について,政治意識が〈ある〉,あるいは〈高い〉という言い方が伝統的にあるが,学術用語としては一般的でない。 個別の政治問題についての意見や態度が,自由主義や保守主義あるいは急進的や反動的というまとまりをもつという認識は,近代社会において常識的であった。しかし,参政権が〈財産と教養〉のある市民(ブルジョアジー)に制限されていた間は,こういう主義や態度の違いは,もっぱら思想や世界観という政治意識の自覚的・論理的部分に根ざすものとみなされた。…

【反動】より

…マルクスは歴史を〈革命を媒介とする非連続的な進歩〉としてとらえ,革命に反対する反動こそ進歩への反動であると説く。こうして進歩と反動とが対極的概念として提示され,そこには保守主義の入り込む余地すらないほどの慢性的緊張関係が形成される。ところで丸山真男は,運動としての反動を,(1)上からの,つまり権力内部からの反動,(2)下からの,階級脱落者(デクラッセ)たちの反動,に二分する。…

【保守・革新】より

…政治勢力を二分法的に分類するときに用いられる用語で,〈保守〉が一般的に保守主義的立場に立つ勢力を,〈革新〉が反保守主義的立場に立つ勢力を,それぞれ総括的に指すが,もっぱら日本の自民党と社会党を中心とする〈55年体制〉下の政党勢力の配置状況に関連して用いられてきた。この場合,〈保守〉は自民党を中心とする政治勢力を,〈革新〉は社会党を中心とする反自民勢力を意味する。…

※「保守」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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