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包越者 ほうえつしゃdas Umgreifende

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

包越者
ほうえつしゃ
das Umgreifende

「包括者」とも訳されるヤスパース哲学の核心をなす最も独自の実存概念の一つ。存在そのものを哲学的に思索するとき,われわれは,対象的に認識されうるすべての者が,なにかもっと広いものによって包まれていることを経験する。このように包む者,すなわち包越者は対象でもなく地平でもなく,あらゆる対象と地平とがそれに向って越え出てゆけと命じる者であり,対象や地平のなかに自己を告知するにすぎない者である。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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