外堀(読み)ソトボリ

デジタル大辞泉 「外堀」の意味・読み・例文・類語

そと‐ぼり【外堀/外×壕/外×濠】

城の外を囲む堀。また、二重に巡らした堀のうち外側の堀。⇔内堀
[類語]内堀掘り割り釣り堀

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「外堀」の解説

外堀
そとぼり

[現在地名]桑名市外堀

柳原やなぎはらの西にある中級藩士の屋敷地。北は堀に面し、内堀うちぼりとの間に長吾ちようご橋が通じる。江戸時代以前は堀子ほりこ村の一部であったが、慶長の町割の際に堀が造られて内堀と分離し、寛永一二年(一六三五)に外堀は屋敷地となった。東西が三区に分れ、北より堀端ほりばた町・なかノ町・みなみノ町と分称する。中ノ町東端の小名若狭屋敷わかさやしきは、元禄二年(一六八九)から同六年まで幕府の囚人喜多見若狭守が幽居していた屋敷跡である。堀端町東端に真言宗金剛こんごう寺が宝永七年(一七一〇)から文政六年(一八二三)まであった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android