北極振動(読み)ホッキョクシンドウ

デジタル大辞泉 「北極振動」の意味・読み・例文・類語

ほっきょく‐しんどう〔ホクキヨク‐〕【北極振動】

北極と北半球中緯度地域の気圧が相反する傾向で変動する現象。北極の気圧が平年よりも高く、中緯度地域の気圧が平年より低い場合(負の北極振動)、北極から中緯度地域に強い寒気が南下しやすくなる。一方、北極の気圧が平年より低く、中緯度地域の気圧が平年より高い場合(正の北極振動)、中緯度地域に流れ込む寒気は弱まる。AO(Arctic Oscillation)。北半球環状モード。→南極振動

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 田中

最新 地学事典 「北極振動」の解説

ほっきょくしんどう
北極振動

Arctic oscillation

北半球の海面更正気圧において最も振幅が大きい第1主成分として現れる変動のこと。北緯約60°を挟んで南北に気圧偏差が逆相関をもつ非周期的変動であり,北半球環状モードともいわれる。鉛直には順圧的な構造をもち,大気質量が極域に収束または発散する現象であり,大気の力学的固有振動のひとつである。北極域が低圧偏差で中緯度が帯状の高圧偏差となる場合をAOプラスというが,大西洋太平洋の2か所に高圧偏差の最大が見られる。符号が逆の場合をAOマイナスという。その時系列卓越周期はないが,広い周波数帯で検出される。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...

春分の用語解説を読む