Arctic oscillation
北半球の海面更正気圧において最も振幅が大きい第1主成分として現れる変動のこと。北緯約60°を挟んで南北に気圧偏差が逆相関をもつ非周期的変動であり,北半球環状モードともいわれる。鉛直には順圧的な構造をもち,大気質量が極域に収束または発散する現象であり,大気の力学的固有振動のひとつである。北極域が低圧偏差で中緯度が帯状の高圧偏差となる場合をAOプラスというが,大西洋と太平洋の2か所に高圧偏差の最大が見られる。符号が逆の場合をAOマイナスという。その時系列に卓越周期はないが,広い周波数帯で検出される。
執筆者:田中 博
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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