十七屋(読み)ジュウシチヤ

デジタル大辞泉 「十七屋」の意味・読み・例文・類語

じゅうしち‐や〔ジフシチ‐〕【十七屋】

《陰暦十七夜の立ち待ち月を「たちまち着き」ともじって》江戸日本橋室町にあった飛脚屋

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精選版 日本国語大辞典 「十七屋」の意味・読み・例文・類語

じゅうしち‐やジフシチ‥【十七屋】

  1. ( 陰暦十七夜の月を立待月(たちまちづき)というところから、飛脚便が「たちまち着き」ともじった称 ) 江戸日本橋、室町にあった飛脚屋。
    1. [初出の実例]「はやり風十七屋からひきはじめ」(出典:雑俳・柳多留‐一(1765))

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世界大百科事典(旧版)内の十七屋の言及

【飛脚】より

…京飛脚というように地名が頭にあるときは,一般にその地名の所への飛脚を意味している。江戸の飛脚屋として有名なものに十七屋がある。田沼期の勘定奉行と関係し北国米買上げ事件で死罪となった。…

※「十七屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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