十方暮れ(読み)ジッポウグレ

デジタル大辞泉の解説

じっぽう‐ぐれ〔ジツパウ‐〕【十方暮れ】

暦注の一。甲申(きのえさる)から癸巳(みずのとみ)までの10日間の称。この間は十方の気がふさがり、万事に凶とされる。
空がどんよりと曇っていて暗いこと。途方に暮れることの形容にも用いる。
「鞍坪に伝ふ涙の―、泣く泣く引かれ行く姿」〈浄・大経師

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

じっぽうぐれ【十方暮れ】

大空が暗く曇っていながら雨の降らない天候。
暦で、甲申きのえさるの日から癸巳みずのとみまでの10日間。この間は十方の気がふさがり、相談事などによくないとする。 「雨降しけて居る客は跡で-も知らず/洒落本・品川楊枝」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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