デジタル大辞泉 「形容」の意味・読み・例文・類語 けい‐よう【形容】 [名](スル)1 物事の姿・性質・ありさまなどを言い表すこと。また、他のものにたとえて表現すること。「言葉では形容できない美しさ」2 物事のかたち・ありさま。形状。「巌や山や幽邃なる森林や、其その色彩―」〈独歩・小春〉3 人のすがたかたち。容姿。容貌。「其顔色―の、衰えたると共に」〈竜渓・経国美談〉[類語](1)たとえ・比喩・直喩・明喩・隠喩・暗喩・諷喩・寓喩・提喩・換喩・声喩・メタファー・アレゴリー・擬人・象徴・比況・縮図・たとえば・表現・表出・表白・発現・描出・形象化・体現・具現・表明・筆舌・表す・言い表す・書き表す・名状する 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「形容」の意味・読み・例文・類語 けい‐よう【形容】 〘 名詞 〙① 物事のかたちや有様。形状。[初出の実例]「舞を見ては其舞の形容を以て分別するぞ」(出典:史記抄(1477)一〇)「巖や山や幽邃なる森林や、其色彩形容(ケイヨウ)」(出典:小春(1900)〈国木田独歩〉二)[その他の文献]〔易経‐繋辞〕② 人や動物などの容姿、容貌。[初出の実例]「形容類二処女一。計画撓二強権一」(出典:文華秀麗集(818)中・賦得長子房〈嵯峨天皇〉)「律師衣裳垢穢、形容枯槁にして来相語云」(出典:私聚百因縁集(1257)九)「猫類の獣にて最猛きは獅子なり〈略〉面は頗長く、眼は却りて小さく、頭には粗き髪を乱しかけたる形容すごく恐ろし」(出典:日本読本(1887)〈新保磐次〉五)[その他の文献]〔韓非子‐顕学上〕③ ( ━する ) 物事を他の形をかりて表現すること。たとえて表現すること。比喩。また、物事のかたち、有様をいいあらわすこと。[初出の実例]「つよく人を思たる情思をよく形容し出たぞ」(出典:三体詩幻雲抄(1527))「近江の湖を鳰の海と和歌によめり〈略〉東の方彦根の方は鳥の腹に似たり。昔の人はよく形容したるにこそ」(出典:随筆・文会雑記(1782)附録)④ 文章、談話のあや。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「形容」の読み・字形・画数・意味 【形容】けいよう すがた。容貌。宋・王禹〔賃宅〕詩 老形容、日日にふ 十年賃宅して、京師にむ字通「形」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報