暦注(読み)れきちゅう

精選版 日本国語大辞典「暦注」の解説

れき‐ちゅう【暦注】

〘名〙 古暦日付の下に付した注記のこと。注記は二段に分かれ、中段には十二直を、下段には日の吉凶に関する諸事項を記すのが慣例

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世界大百科事典 第2版「暦注」の解説

れきちゅう【暦注】

暦に記載されている日時,方角の吉凶禍福に関する事項をいう。そのほとんどは暦注とともに大陸から伝来したもので歴史は古い。初め暦は上層階級の専有物で,暦注もその人たちだけの利用するものであったが,やがて頒暦の普及とともに一般庶民にも深く浸透していった。平安時代以来,暦注に関することは安倍家(土御門とも称する)と賀茂家の家職であり,両家に秘伝として継承されてきたが,両家の解釈にも相違があり土御門泰邦もみずからそれを指摘し,そのようなことは本来あるべきでないといっていた。

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