千年王国説(読み)センネンオウコクセツ

デジタル大辞泉 「千年王国説」の意味・読み・例文・類語

せんねんおうこく‐せつ〔センネンワウコク‐〕【千年王国説】

近い将来キリスト地上に再臨し、よみがえった聖徒とともに千年王国が実現し、その後、終末審判が行われるという信仰ユダヤ教メシア待望の中から生まれ、初代キリスト教会に伝えられた。至福千年説千福年説千年説

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の千年王国説の言及

【千年王国】より

…転じて正義と平和が支配する理想的世界やユートピア,黄金時代を指して用いられることもある。この現世における至福の王国の到来に対する待望は,千年王国説あるいは至福千年説millenarianism,chiliasmとして教説化され,さらには具体的な運動として発現した。西欧語は千を意味するラテン語のmille,もしくはギリシア語のchiliasにもとづく。…

※「千年王国説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android