千枚分銅(読み)せんまいふんどう

精選版 日本国語大辞典 「千枚分銅」の意味・読み・例文・類語

せんまい‐ふんどう【千枚分銅】

  1. 〘 名詞 〙 大判千枚に相当する量目を備えた分銅形の大金塊。豊臣氏が非常用として鋳造したのにはじまる。徳川氏数次にわたってこれを作り、緊急に備えるとともに、新金鋳造の料とした。
    1. [初出の実例]「一 金之千枚分銅」(出典:永祿已来出来初之事(寛永末頃)秀吉御代之事)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android