南中津山村(読み)みなみなかつやまむら

日本歴史地名大系 「南中津山村」の解説

南中津山村
みなみなかつやまむら

[現在地名]今立町中津山

行司ぎようじヶ岳東麓に位置し、北中津山村の南にある。近世初期は中津山村として北中津山と一村で、元禄郷帳で分村し、南中津山の村高は五九〇・一〇五石。貞享三年(一六八六)福井藩領から幕府領となったが、元禄五年(一六九二)以降一時土岐頼殷領であった。その後再び幕府領となり、享保五年(一七二〇)以降は鯖江藩領。

宝暦六年(一七五六)の南中津山村立毛内検見指出帳(山崎家文書)には新田高三〇石余が記され、開発年代は不詳であるが村高が六二〇石余に増加。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 商人 大工

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