南古館跡(読み)みなみふるたてあと

日本歴史地名大系 「南古館跡」の解説

南古館跡
みなみふるたてあと

[現在地名]長沼町江花

江花えばな川北岸の段丘上に築かれた梯郭式の平城。南側に一の郭とみられる六〇×八〇メートルの平場があり、その東側と北側にそれぞれ二つの郭跡が確認された。一の郭から主殿と思われる大型建物を含む五棟の建物跡と井戸跡・集石遺構・石積遺構が検出され、各郭跡からも柱穴状の小ピットが多数検出されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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