日本歴史地名大系 「江花村」の解説 江花村えばなむら 福島県:岩瀬郡長沼町江花村[現在地名]長沼町江花長沼村の西、江花川の上流域の河谷盆地に立地。白河街道に沿う街村で、当地で牧之内(まきのうち)宿(現天栄村)からの近道が合流する。長沼・勢至堂(せいしどう)両宿、また牧之内・勢至堂両宿の間の宿として付近の地蔵(じぞう)ノ森・姫(ひめ)ノ森などの住人が移住を命じられて立村したと伝える。天正一八年(一五九〇)の検地目録(天栄村史)に「永沼内 江花原村」とみえ、一九一貫余・米一五一石余。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に「江花」とみえ、高一千二八六石余、蒲生郷貞の知行地。白河藩より引渡し長沼領村高(福島県史)では二ヵ村に分離しており、上江花村の高四五六石余(ほかに勢至堂村より出作分一三九石余)・下江花村の高七二五石余(ほかに長沼村より出作分三三五石余)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by