厄落し(読み)ヤクオトシ

デジタル大辞泉 「厄落し」の意味・読み・例文・類語

やく‐おとし【厄落(と)し】

[名](スル)
厄払やくはら1」に同じ。
厄年を迎える人が、大みそかや節分の夜に、自分の年の数だけ包んだ銭や豆、または、ふんどしを道に捨てるなどの風習
「さる大名の御―の金子四百三十両拾ひしより」〈浮・永代蔵・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の厄落しの言及

【捨子】より

…記紀の創世神話にも伊弉諾(いざなき)尊・伊弉冉(いざなみ)尊二神の誤りの結果蛭子(ひるこ)が生まれて捨てられる記述があるが,かつては異常な出誕・成長が親や先祖の業報の表れと観念されたに違いなく,また子供をかりに捨てる際,赤い服を着せて箕(み)や桟俵(さんだわら)に乗せ捨てる方法は疫病送りの形式に類似している。つまり捨子とは,家の災いを取り除く一種の厄落しとしてその繁栄を保証する贖罪であったともいえる。こうした意識は現実の捨子にも潜在化していよう。…

※「厄落し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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