原内山村(読み)はるうちやまむら

日本歴史地名大系 「原内山村」の解説

原内山村
はるうちやまむら

[現在地名]大牟田市吉野よしの

吉野台地の北端にあり、くま川左岸に位置する。柳川藩領。南の豊永とよなが村の枝村であった原と内山が分離して一村となったもので、田隈組地誌(立花家文書)には分村の時期を天明年間(一七八一―八九)のこととしている。ただし万治三年(一六六〇)の忠茂公御代之分限帳(渡辺家史料)によれば、内山村二四石余を西喜兵衛が知行している。元禄国絵図・天保郷帳とも豊永村のうちに含まれ、旧高旧領取調帳で原内山村と独立して記載され、高六二〇石余。明治九年(一八七六)もと村と合併して吉野村となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android