最新 地学事典 「原始節足動物」の解説
げんしせっそくどうぶつ
原始節足動物
学◆Protarthropoda 英◆protarthropod
体制的には環形動物と節足動物の中間の動物群。現生の,有爪動物(Onychophora)・緩歩動物(Tardigrada)・舌形動物(Pentastomida)の総称で,側節足動物(Pararthropoda)とも。化石の場合は,上部原生界~カンブリア系産の準円筒形の蠕虫状のもので,系統上の位置不明のものを一括して呼んでいる。有爪動物とされているものはバージェス動物群から報告され,その出現は原生代後期にさかのぼると考えられている。緩歩動物と舌形動物は化石の報告がない。節足動物の先祖に当たるものではない。
執筆者:大森 昌衛
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

