精選版 日本国語大辞典 「厭に栄ゆ」の意味・読み・例文・類語
いとう【厭】 に 栄(は)ゆ
- いやだと思えば思うほど、かえってその物事が盛んになる。
- [初出の実例]「あやしくもいとふにはゆる心かないかにしてかは思ひやむべき〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋二・六〇八)
- 「いとふにはえてのび侍る命のつらく」(出典:源氏物語(1001‐14頃)早蕨)
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...