反応座標(読み)ハンノウザヒョウ

化学辞典 第2版 「反応座標」の解説

反応座標
ハンノウザヒョウ
reaction coordinate

化学反応の進行する過程を表すため,反応系の原子配置とポテンシャルエネルギーとを対応させた曲面を考える.たとえば,

Ha-Hb + Hc → Ha + Hb-Hc

の反応において,直線上に存在する3個のH原子 Ha … Hb … Hc を考え,水素原子 Ha と Hb の距離を l1,Hb と Hc の距離を l2 とし,l1 および l2 をそれぞれx軸およびy軸にとり,系のポテンシャルエネルギーをz軸にとったものがポテンシャル曲面である.この曲面上において,Ha-Hb + Hc の状態に相当する反応の原点から出発して,ポテンシャルエネルギーのできるだけ低いところを通って,生成系 Ha + Hb-Hc に至る経路を考えるとき,その経路にそってとられた座標が反応座標である.反応はこの反応座標にそって進むが,反応座標でポテンシャルエネルギーが最高の位置,すなわちポテンシャル曲面ではいわゆる曲面の鞍点に相当する点が活性錯体の状態に相当する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

関連語 HB Y軸

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む