取も敢えず(読み)とりもあえず

精選版 日本国語大辞典 「取も敢えず」の意味・読み・例文・類語

とり【取】 も 敢(あ)えず

あまりに急なので、するべき事をゆっくりとすることができない。何とも処置のしようがない。多く副詞的に用いる。
古今(905‐914)雑上・八九六「さかさまに年もゆかなんとりもあへずすぐるよはひやともにかへると〈よみ人しらず〉」
大鏡(12C前)五「御兄たちはとりもあへずほろび給にしにこそ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android