取も敢えず(読み)とりもあえず

精選版 日本国語大辞典 「取も敢えず」の意味・読み・例文・類語

とり【取】 も 敢(あ)えず

  1. あまりに急なので、するべき事をゆっくりとすることができない。何とも処置のしようがない。多く副詞的に用いる。
    1. [初出の実例]「さかさまに年もゆかなんとりもあへずすぐるよはひやともにかへると〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑上・八九六)
    2. 「御兄たちはとりもあへずほろび給にしにこそ」(出典:大鏡(12C前)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む