取り括る(読み)トリクビル

デジタル大辞泉 「取り括る」の意味・読み・例文・類語

とり‐くび・る【取り括る】

[動ラ四]しっかりつかむ。
さく―・りてぞ、練り出でにたりし」〈宇津保・蔵開上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「取り括る」の意味・読み・例文・類語

とり‐くび・る【取括】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 しっかりとつかむ。かたく握る。
    1. [初出の実例]「正頼が男どもは例よりも装束うるはしくして、笏とりくびりてぞ、練り出でにたりし」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開上)

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