取り掛かり(読み)とりかかり

精選版 日本国語大辞典 「取り掛かり」の意味・読み・例文・類語

とり‐かかり【取掛・取懸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. とりかかること。手をつけること。着手。
    1. [初出の実例]「具足一領が拵度、注文は如斯也と書付を見せ〈略〉右廿両を渡しける故請取帰り、取掛り之儀申付」(出典:随筆・耳嚢(1784‐1814)四)
  3. 物事をしはじめる手がかり。とっかかり。
    1. [初出の実例]「彼は極めて、取りかかりの無い、茫漠とした不安な感じが起るのであった」(出典:微温(1909)〈水野葉舟〉一)
  4. 並んでいるものの一番手前。とっかかり。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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