精選版 日本国語大辞典 「取留」の意味・読み・例文・類語 とり‐とまり【取留】 〘 名詞 〙 しっかりと定まること。まとまり。しまり。とりとめ。多く、否定の語を伴って用いる。[初出の実例]「常に相継て絶ざるに由てその始め混沌(コントン)(〈注〉トリトマリなき)たるものにより」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一) とり‐とめ【取留】 〘 名詞 〙① とりとめること。おさえとどめること。② まとまり。しまり。とりとまり。[初出の実例]「窈然たる空の中に取り留のつかぬ鳶色の影が残る」(出典:カーライル博物館(1905)〈夏目漱石〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by