取賄(読み)とりまかない

精選版 日本国語大辞典 「取賄」の意味・読み・例文・類語

とり‐まかない ‥まかなひ【取賄】

〘名〙 ととのえること。処理すること。
浮世草子傾城色三味線(1701)湊「『御きげんよう御食(おめし)あがって下されませふ』と、取賄(トリマカナ)ひする男が」

とり‐まかな・う ‥まかなふ【取賄】

〘他ハ四〙 (「とり」は接頭語) ととのえる。処理する。世話をする。まかなう。
※宇津保(970‐999頃)蔵開中「『いかでか、御文なくては』とて御すずりかみなど、とりまかなひてたてまつり給へば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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