口に戸を立てる(読み)くちにとをたてる

精選版 日本国語大辞典 「口に戸を立てる」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 に 戸(と)を=立(た)てる[=鎖(さ)す]

  1. 口をつつしんで、人のうわさなどをしないようにする。また、自由にものが言えないようにする。「人の口に戸は立てられず」が変化してできた言葉
    1. [初出の実例]「げにそなたのくちに、とをたてたりとも、ひまもとめつつさえづらるべければ」(出典:評判記・もえくゐ(1677))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android