口に戸を立てる(読み)くちにとをたてる

精選版 日本国語大辞典 「口に戸を立てる」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 に 戸(と)を=立(た)てる[=鎖(さ)す]

  1. 口をつつしんで、人のうわさなどをしないようにする。また、自由にものが言えないようにする。「人の口に戸は立てられず」が変化してできた言葉
    1. [初出の実例]「げにそなたのくちに、とをたてたりとも、ひまもとめつつさえづらるべければ」(出典:評判記・もえくゐ(1677))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android