精選版 日本国語大辞典 「口を開ける」の意味・読み・例文・類語
くち【口】 を 開(あ)ける
- ① 入れ物のふたをはずす。開封する。
- [初出の実例]「手作の酒口をあけ各に酒あり。予のむ也」(出典:言国卿記‐文明一〇年(1478)一一月八日)
- ② ものを言う。口をきく。隠していたことなどをしゃべる。
- [初出の実例]「をのが主は、我口によりて人にてもおはするは知らぬか。わがくちあけては、をのが主は人にてはありなんや」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一〇)
1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...