手作(読み)テサク

デジタル大辞泉 「手作」の意味・読み・例文・類語

て‐さく【手作】

自分で作ること。手づくり。手製
「是は私の―でござある」〈虎明狂・瓜盗人
自分の手で耕作すること。また、その田地
「大久保一名の知行、又は―までも」〈三河物語・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「手作」の意味・読み・例文・類語

て‐さく【手作】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 手ずから作ること。手づくり。手製。〔易林本節用集(1597)〕
    1. [初出の実例]「打水は手作の雨よ夏の暮」(出典:雑俳・菊丈評万句合(1757))
  3. 自分の手で耕作すること。また、その田畑
    1. [初出の実例]「杜が東屯に手作(サク)をして山(せん)水をしてわれと耕たぞ」(出典:玉塵抄(1563)三一)

た‐づくり【手作】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「たつくり」とも ) 手で作ること。てづくり。特に、手織りの布。
    1. [初出の実例]「かの調布(タツクリ)さらす玉川の、外形山の麓には」(出典:洒落本傾城買指南所(1778))

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