くつ‐まき【口巻・沓巻】
- 〘 名詞 〙
- ① 矢の部分の名。矢篦(やの)の先端で鏃(やじり)をさしこんだ口もとを堅く糸で巻きしめてある部分。また、その糸。あるいは、その部分を糸で巻きしめること。くちまき。
- [初出の実例]「矢の、十三束ふたつぶせあるに、くつまきより一束ばかりおいて」(出典:平家物語(13C前)一一)
- 「Cutçumaqi(クツマキ) スル」(出典:日葡辞書(1603‐04))
- ② 柱の下の方をとり巻くようにとりつけた化粧金物。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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