口次(読み)くちつぎ

精選版 日本国語大辞典 「口次」の意味・読み・例文・類語

くち‐つぎ【口次】

〘名〙 人と人との間に立って、話をとりもつこと。なかだちをすること。周旋すること。また、その人。口入れ人置(ひとおき)桂庵
浮世草子好色二代男(1684)八「小判百両借(か)れば、口次(ツキ)・判代に十五両引て渡す」

くち‐つ・ぐ【口次】

〘自ガ四〙 世話をするために、仲に立って口をきく。口入れをする。周旋する。きもいる。
※北野天満宮目代日記‐延徳二年(1490)七月紙背(延徳二年四月二二日日記)「口次候てはうす二十疋の礼を仕候て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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