古井(読み)フルイ

デジタル大辞泉 「古井」の意味・読み・例文・類語

ふる‐い〔‐ゐ〕【古井】

古く荒れ果てた井戸古井戸
「城あとや―の清水まづ問はん」〈笈日記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「古井」の意味・読み・例文・類語

ふる‐い‥ゐ【古井】

  1. 〘 名詞 〙 古くなってほとんど利用されなくなった荒れはてた井戸。古井戸。
    1. [初出の実例]「我が恋は古井におろすつるべ緒の絶えぬと見えてくるぞ久しき〈藤原為盛〉」(出典:木工権頭為忠百首(1136頃)恋)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android