古今算鑑(読み)ココンサンカン

デジタル大辞泉 「古今算鑑」の意味・読み・例文・類語

ここんさんかん【古今算鑑】

幕末・明治初期の和算家数学者)、内田五観いつみ編著による数学書。天保3年(1832)刊行自身の弟子たちが奉納した算額問題を集成したもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の古今算鑑の言及

【内田五観】より

…内田は数学ばかりでなく天文・地理・測量・蘭学にも通じ,自分の塾を瑪得瑪第加,すなわちマテマテカと称して,多くの子弟を養成するとともに,多数の数学書を自分自身および弟子たちのために出版した。内田の《古今算鑑》(1832)は,各地の弟子が奉納した算額の問題を集めて一書としたものである。難問が多いので有名である。…

※「古今算鑑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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