古伊賀(読み)こいが

精選版 日本国語大辞典 「古伊賀」の意味・読み・例文・類語

こ‐いが【古伊賀】

  1. 〘 名詞 〙 伊賀焼うち、主に桃山時代に焼かれたもの。花いけ、水さしなど、奇抜で豪快な作風特徴がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の古伊賀の言及

【伊賀焼】より

須恵器系の窯技から発達したとみられるが,室町時代以前の古窯址の存在は不明である。〈古伊賀〉と呼ばれる作品は主として桃山時代のもので,古窯址は槙山(まきやま),丸柱,伊賀城内にあり,1585年(天正13)に筒井定次,1608年(慶長13)に藤堂高虎が領主として入部してからは,俗に〈筒井伊賀〉とか〈藤堂伊賀〉とも呼ばれた。しかし両者の作風の相違は判然とせず,作為の強い織部好みのものを特徴としている。…

※「古伊賀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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