古川柳(読み)コセンリュウ

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精選版 日本国語大辞典 「古川柳」の意味・読み・例文・類語

こ‐せんりゅう‥センリウ【古川柳】

  1. 〘 名詞 〙 初代柄井川柳が完成し、宝暦一七五一‐六四)以後、数十年間流行した滑稽風刺生命とする短詩型文学。対して明治後期に復興したものを新川柳という。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の古川柳の言及

【狂句】より

…早くは,二条良基の《筑波問答》に連歌の風体を分類し,中に〈狂句〉の1体が認められ,芭蕉にも〈かれ狂句を好むこと久し〉(《笈の小文》)や〈狂句こがらしの身は竹斎に似たる哉〉とあり,俳諧と同義,もしくは物に興じた発句の意に使用された。しかし狭義では,初代川柳時代の作品を〈古川柳〉とし,2世以後の旧派作品を狂句と呼ぶ習慣ができている。1824年(文政7)には,4世川柳が,従来の〈前句〉の称が単独17音句には合わないので〈俳風狂句〉と称してみずから元祖を名のり,次いで5世が,1841年(天保12)に〈柳風狂句〉と改称した。…

※「古川柳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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