句移(読み)くうつり

精選版 日本国語大辞典 「句移」の意味・読み・例文・類語

く‐うつり【句移】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 謡曲で、前の句からあとの句への音曲上の移り方。
    1. [初出の実例]「句うつりとは、七五七五のこわがかりのつづく聞風也」(出典:曲附次第(1423頃))
  3. 連歌で、前の句を受けてあとの句へ移る移り方。
    1. [初出の実例]「句ざま、句うつり、よろしきにや」(出典:宗長連歌自註‐壬生下総守宛(1528頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android