叩合(読み)たたきあう

精選版 日本国語大辞典 「叩合」の意味・読み・例文・類語

たたき‐あ・う ‥あふ【叩合】

〘他ワ五(ハ四)〙
① 互いに打ちあう。なぐりあう。
※漢書列伝竺桃抄(1458‐60)酈陸朱劉叔孫第一三「日本には朝暮きりやい、たたきやわぬは不思議ぢゃぞ」
無駄口、へらず口などを言いあう。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙一四「たがいに冗言(むだごと)をたたきあひて」

たたき‐あい ‥あひ【叩合】

〘名〙
① 互いにたたきあうこと。打ちあい。なぐりあい。
談義本・地獄楽日記(1755)二「按の如く早往還にての掴合たたき合(アヒ)のもつれ」
② 無駄口などを言いあうこと。
手鎖心中(1972)〈井上ひさし向島「通い職人たちの無駄口の叩き合いからも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android