デジタル大辞泉 「往還」の意味・読み・例文・類語 おう‐かん〔ワウクワン〕【往還】 [名](スル)1 道を行き来すること。往復。往来。「東京と大阪とを往還する」2 人などが行き来するための道。主要な道路。街道。「丘の下の―に出ると」〈寅彦・写生紀行〉[類語]本道・街道・交通・道路・運行・通行・運転・走る・通る・走行・往来・行き来・行き交い・行き帰り・来往・行き戻り・去来・通う・通い・往復 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「往還」の意味・読み・例文・類語 おう‐かんワウクヮン【往還】 〘 名詞 〙 ( 「おうがん」とも )① 行き帰り。ゆきき。往来。往復。おうげん。[初出の実例]「地界広遠。民居遙隔。往還不レ便」(出典:続日本紀‐和銅二年(709)二月丁未)「田舎よりのわうくはんの旅人、かの清見に立寄り」(出典:仮名草子・竹斎(1621‐23)下)[その他の文献]〔郭璞‐江賦〕② 行き帰りの道。通り道。街道。おうげん。[初出の実例]「おのれは往還で茶屋をしながら、茶のあついぬるいを知らぬと云事が有物か」(出典:虎寛本狂言・禰宜山伏(室町末‐近世初)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「往還」の読み・字形・画数・意味 【往還】おうかん(わうくわん) ゆきかえり。往来。交際する。唐・王維〔張五弟に答ふ〕詩 妨げず、酒を飮み復(ま)たを垂るるに 君但だ能く來り、相ひせよ字通「往」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報