精選版 日本国語大辞典「往還」の解説
おう‐かん ワウクヮン【往還】
〘名〙 (「おうがん」とも)
※続日本紀‐和銅二年(709)二月丁未「地界広遠。民居遙隔。往還不レ便」
※仮名草子・竹斎(1621‐23)下「田舎よりのわうくはんの旅人、かの清見に立寄り」 〔郭璞‐江賦〕
② 行き帰りの道。通り道。街道。おうげん。
※虎寛本狂言・禰宜山伏(室町末‐近世初)「おのれは往還で茶屋をしながら、茶のあついぬるいを知らぬと云事が有物か」
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