叶浦村(読み)かのうらむら

日本歴史地名大系 「叶浦村」の解説

叶浦村
かのうらむら

[現在地名]伯方町叶浦

伯方はかた島南西部にある。面積は島内五村のうち最小である。東は有津あろうづ村、北は伊方いかた北浦きたうら両村に接する。

永禄一〇年(一五六七)北浦八幡棟札写に「叶浦太郎右衛門」らの名がみえる。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)越智郡の項に「叶浦村 日損所、野山有、松柴林有」とみえ、村高は一一〇石七斗九升三合である。寛永一三年(一六三六)の田畑面積は、田畑合計二二町八反余(叶浦村検地帳)戸数は貞享元年(一六八四)四六軒(今治藩御改革領内調書)、文化三年(一八〇六)七七軒(叶浦村明細帳)、明治四年(一八七一)一三〇軒(越智郡之内畝高人員戸数取調帳)である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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