伯方町(読み)はかたちよう

日本歴史地名大系 「伯方町」の解説

伯方町
はかたちよう

面積:一九・四一平方キロ

伯方島全島一町の町である。北に広島県生口いくち島、東に津波つば島があり、南は島・島のある宮窪みやくぼ瀬戸を隔てておお島に対する。西には大三島おおみしま橋でつながれる大三島がある。瀬戸内海国立公園に含まれる中央の宝股ほこ(三〇四メートル)西部ひらき(一四八・八メートル)などからの眺望はすばらしい。当町には警察署・法務局・栽培漁業センターなどの官公庁が集まり、島嶼部の政治・文化の中心でもある。

かつての伯方は塩田とともに機帆船の町としても有名であった。昭和三七年(一九六二)頃までは、石炭輸送を中心とした機帆船が四〇〇隻ほどあったが、現在は鋼船に変わっている。海運会社は一三〇社で所有船舶は三〇〇隻、総トン数三〇万トンを超えている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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