各和村
かくわむら
[現在地名]掛川市各和
南流する原野谷川の流域にあり、東は富部村・岡津村、南は原川町。南端を東海道が通る。戦国期には各和郷と称されていた。客和とも記される。正保郷帳に「客和村」とみえ、田方一千一〇六石余・畑方八一石余、掛川藩領、ほかに永元寺(現曹洞宗永源寺)領一二石・本願寺領一石・
院領一石・見正寺領一石がある。元禄郷帳では高一千一七四石余。国立史料館本元禄郷帳では幕府領、ほかに永源寺領・法願寺領・宝生院領・源生院領、八幡(現八幡神社)領がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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