20世紀日本人名事典 「吉田堯文」の解説
吉田 堯文
ヨシダ タカフミ
昭和期の茶道家 表千家流吉田家5代目。
- 生年
- 明治41(1908)年9月20日
- 没年
- 昭和45(1970)年9月17日
- 出生地
- 愛知県名古屋市
- 別名
- 号=吉田 紹村(ヨシダ ジョウソン)
- 学歴〔年〕
- 京都帝大国文学科〔昭和6年〕卒
- 経歴
- 名古屋の表千家流吉田家4代目・紹清の長男。昭和6年京大を出て恩賜京都博物館の鑑査員となった。在学中から表千家12代惺斎千宗左に茶を学び、のち13代即中斎千宗左に弟子入りし、茶道の探究に努めた。41年父の死に伴い5代を継ぎ、44年紹村と号した。戦前雑誌「わび」の編集に従事、26年から個人誌「生風」を刊行した。学問的な茶道の研究に先鞭をつけ「茶道全集」(全15巻)の編集や、七事式という点前の研究をまとめた「七事式」など著書も多い。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報