先鞭(読み)センベン

デジタル大辞泉 「先鞭」の意味・読み・例文・類語

せん‐べん【先×鞭】

《「晋書」劉琨伝の「常に恐る祖生のれに先んじてむちくるを」から》他に先んじて着手すること。「現地法人設立の先鞭を着ける」

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精選版 日本国語大辞典 「先鞭」の意味・読み・例文・類語

せん‐べん【先鞭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「晉書‐劉琨伝」の「吾枕戈待旦、志逆虜、常恐祖生先吾著鞭」による。他人より先に馬にむち打って、さきがけ功名をする意 ) ある物事に、だれよりも先に着手すること。真っ先にとりくむこと。さきがけ。先手
    1. [初出の実例]「況今各国既着先鞭、而我倣之、不亦晩乎」(出典弘道館記述義(1852)下)
    2. 「何処へでも行かれるのだから、これを旨く人より先鞭して旅行して帰って来ると」(出典:落語・水中の球(1892)〈三代目三遊亭円遊〉)
    3. [その他の文献]〔高適‐酬河南節度使賀蘭大夫詩〕

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普及版 字通 「先鞭」の読み・字形・画数・意味

【先鞭】せんべん

先着する。

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