吉蘭泰塩池(読み)きつらんたいえんち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「吉蘭泰塩池」の意味・わかりやすい解説

吉蘭泰塩池
きつらんたいえんち / チーランタイイエンティー

中国、内モンゴル自治区西部、ウランブー砂漠の南西にある塩池。ジャルタイ塩池ともいう。バインノル盟アルシャ左旗に属す。内モンゴル東部のエチノル(ダプス)塩池と並んで内モンゴル二大塩池の一つで、面積約120平方キロメートル。良質の塩のため古くから採掘され、吉塩とよばれて尊重された。現在は機械化された設備があり、専用鉄道烏海(うかい)市へ運ばれている。

[秋山元秀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む