コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

名分論 メイブンロン

デジタル大辞泉の解説

めいぶん‐ろん【名分論】

中国哲学で、名称分限の一致を求める伝統的思想のこと。名称は物の階級的秩序を反映しているので、名称を正すことによって階級的秩序を固定化しなければならないとする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

めいぶんろん【名分論】

名称と実質の一致を求めて国家社会の秩序を確立しようとする儒家の思想。「論語」や「春秋」三伝に顕著で、のち宋代の学者が強調、日本の「神皇正統記」「大日本史」にも影響を与えた。正名論。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の名分論の言及

【尊王論】より

…思想的にはそれは儒教の系譜に立つものと国学の系譜のものに大別される。前者にはニュアンスの差があるが,最高権威としての天皇と政権の行使者としての将軍との間に上下関係を認める名分論が基本となっていたといってよかろう。他方,国学の尊王論は記紀の神話を事実として前提し,皇祖神より血統的連続性をもつ天皇に絶対性を認める論理を基礎としていた。…

※「名分論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

名分論の関連キーワード南北朝時代(日本)王政復古(日本)南北朝正閏問題資治通鑑綱目南北朝正閏論大義名分論神皇正統記中国哲学典仁親王大日本史藤田東湖蒲生君平山崎闇斎中沼葵園尊王思想日本外史義兵闘争宝暦事件柳子新論佐藤直方

今日のキーワード

桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す

《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android