名護屋帯・名古屋帯(読み)なごやおび

精選版 日本国語大辞典「名護屋帯・名古屋帯」の解説

なごや‐おび【名護屋帯・名古屋帯】

〘名〙
① 組紐の帯。肥前国名護屋(佐賀県唐津市)を文祿・慶長の役の際の根拠地とし、朝鮮と往来した時に伝わった技術によるもので、丸打ち、平打ちがあり、両端ふさをつけ幾重にも回して諸輪奈(もろわな)に結び下げて使用した。江戸中期まで行なわれた。唐組。名古屋打ち。
※歌舞伎・心謎解色糸(1810)四幕「押しかけて、久し振りでお前の名護屋帯(ナゴヤオビ)でもねだりやせう」
② (名古屋帯) 女帯の一種。後ろのお太鼓に結ぶ部分を並幅とし、あとの胴まわりにあたる部分は半幅に仕立てた、簡便な改良帯。大正時代、名古屋の女学校の教師が考案したもの。
※大道無門(1926)〈里見弴〉白緑紅「支那綴の名古屋帯(ナゴヤオビ)をギュウッと結びかけてゐるところだったが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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