向小金新田
むかいこがねしんでん
[現在地名]流山市松ヶ丘一―五丁目・向小金一―四丁目
名都借村の南東に位置し、上野牧の南方に開発された台地上の新田村。中央部を水戸道が横切る。寛文期(一六六一―七三)と推定される国絵図に村名がみえ、開発は近世初期と思われる。また地内香取神社の境内にある元禄一二年(一六九九)建立の庚申塔には発願者一二人の名が刻まれている。「八木村誌」によると初めは単に新田村と称していたが、のちに向小金新田と改め、寛永年間(一六二四―四四)に旗本秋山領になったという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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