向所敵なし(読み)むかうところてきなし

精選版 日本国語大辞典 「向所敵なし」の意味・読み・例文・類語

むかう【向】 所(ところ)(てき)なし

  1. 向かい進むところに抵抗する者がない。
    1. [初出の実例]「歴山王(アレキサンドル)は向ふ所敵なく諸国を征服したる英雄なりしが」(出典:泰西勧善訓蒙(1873)〈箕作麟祥訳〉一)
    2. [その他の文献]〔諸葛亮‐心書〕

向所敵なしの補助注記

書紀‐景行四〇年七月」の「所向無前、所攻必勝」について、寛文版訓では「向ふ所前(カタキ)無し」と読んでいる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 諸葛亮 文献 実例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む