向柳原町二丁目(読み)むこうやなぎはらちようにちようめ

日本歴史地名大系 「向柳原町二丁目」の解説

向柳原町二丁目
むこうやなぎはらちようにちようめ

[現在地名]台東区浅草橋あさくさばし二―三丁目・同五丁目

向柳原町一丁目の東にあり、北は鳥越とりごえ川を隔てて浅草西鳥越あさくさにしとりごえ町、東は浅草猿屋あさくささるや町・浅草新福井あさくさしんふくい町。明治五年(一八七二)旧肥前平戸藩松浦氏上屋敷と旗本巨勢氏らの旧屋敷地を合併して起立。松浦氏上屋敷は江戸時代前期からあった。同屋敷東側には元禄期(一六八八―一七〇四)は三河挙母藩本多氏(のち遠江相良藩主)の屋敷があり、安永七年(一七七八)頃には長門清末藩毛利氏屋敷となっており、弘化(一八四四―四八)頃には旗本巨勢氏・阿部氏・小出氏の屋敷に分割されていた(沿革図書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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